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「バウムクーヘン」と「バームクーヘン」は別物?バウムクーヘンの名前の由来や歴史も解説。

2023年 8月 9日  2021年 2月 24日

「バウムクーヘン」と「バームクーヘン」は別物?バウムクーヘンの名前の由来や歴史も解説。

結婚式の引き菓子の定番である「バームクーヘン」。

木の年輪のような見た目のバームクーヘンは、「夫婦の年輪を刻む」という幸せのメッセージもあって、人気のお菓子です。

そんなバームクーヘンについてですが、この前、初めて知って驚いたことが1つあります。

それは、「バウムクーヘン」と「バームクーヘン」が、別物だということです。

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・・・噓でしょ?

わたし自身、「バウム」でも「バーム」でも、どちらも同じだと思っていましたし、単なる表記の違いの問題だと思って気にしたことがなかった為、かなり衝撃的でした。

そんな訳で、今回は「バウムクーヘン」と「バームクーヘン」の違いを解説します。


バウムクーヘンとは?

「バウムクーヘン(Baumkuchen)」とは、1807年にドイツで生まれた焼き菓子のことです。

ドイツには、ドイツ国立菓子協会という団体があり、この協会が認めるバウムクーヘンの条件・定義を満たして初めて、「バウムクーヘン」と名乗ることが許されるそうなんです。

その条件・定義というのが、以下の4つ。

  1. 油脂はバターしか使用しない
  2. ベーキングパウダー(膨らし粉)を使用しない
  3. バター、小麦、砂糖1に対して、卵を2とすること
  4. 添加物を使用しない

ドイツではこの4点を守らないとバウムクーヘンの販売ができません。

その為、誰でも簡単に作れるものではなく、高級なお菓子として位置づけられています。

また、職人さんがひとつずつ手作りしているのも、特徴です。

規定の材料・製造過程がしっかりと定められている為、想像以上に厳しいルールですが、これによって伝統の味が守られ、後世に伝えられていくのでしょうね。


バームクーヘンとは?

その一方で「バームクーヘン」とは、材料や作り方、焼き方に何の規定もないお菓子のことです。

それぞれのお店・職人さんが自由にアレンジして作ったものです。

日本では1919年にカール・ユーハイムという菓子職人が、日本人の嗜好に合うように味を少しアレンジして初めて持ち込み、そこから洋菓子店にどんどん広まっていったそうな。

その為、本場ドイツの「バウムクーヘン」は、ずっしりと重たい仕上がりになるそうですが、日本で販売されている「バームクーヘン」は、ふわふわしていたり、味がついていいたり、しっとりしていたりします。

個々のお店の特徴が感じられるのがバームクーヘンなので、バリエーションが豊富。

日本人のほとんどがイメージするのがこちらですね。


バウムクーヘンについて

中央に穴が開いた円状のお菓子「バウムクーヘン」は、ドイツ発祥の焼き菓子。

やわらかくしっとりとした食感で、普段のおやつからギフト・結婚式の引き出物まで、様々なシチュエーションで人気のお菓子です。

以下、バウムクーヘンの名前の由来や歴史について解説します。


バウムクーヘンの名前の由来

バウムクーヘンはドイツ発祥のお菓子であり、ドイツ語でバウムは「木」、クーヘンは「お菓子」を意味します。

輪切りにすると木の年輪のような模様が現れるのが特徴で、これが名前の由来にもなっています。


バウムクーヘンの歴史

バウムクーヘンの歴史はかなり古く、紀元前のギリシャまでさかのぼります。

バウムクーヘンの起源については諸説ありますが、その中でも有力なのは紀元前のギリシャに誕生した、木の棒に生地を巻きつけて焼いた「オベリアス」と呼ばれる食べ物があり、これがバウムクーヘンの原型であるという説が一般的です。

なお、その他には中世ポーランドの伝統的なケーキ「シャコティス(別名セカンチュ)」や、クリスマスツリーのような形をしたフランスの伝統菓子「ガトー・ア・ラ・ブロッシュ」が起源だという説もあります。

そして、日本にバウムクーヘンを伝えたのは、洋菓子店の名前としてもおなじみの「ユーハイム」です。

1919年広島で開催された「ドイツ俘虜製作品展覧会」で、ユーハイム創始者であるカール・ユーハイム氏が焼いたものが最初だと言われています。

その後、バウムクーヘンは瞬く間に日本で広まり、現在では普段のお菓子として、結婚式の引き出物としてと、日本人にとって欠かせないお菓子となりました。

木の年輪が長い年月をかけて刻まれるように、バウムクーヘンの最大の特徴である年輪模様に日本人は「長寿」、「繁栄」、「成長」といった意味を見出しました。

日本での贈答品にバウムクーヘンが愛されているのは、こういったおめでたい意味が込められているからなのですね。


バウムクーヘンのカロリー

お菓子を食べるときに気になるのがカロリーです。

特に、バウムクーヘンはどっしりとした重みと、その甘さからカロリーの高さが伺えます。

バウムクーヘンのカロリーは100gあたり400~500kcal。

ちなみに、茶碗1杯のご飯(140g)が235kcal、6枚切りの食パン1枚(60g)が158kcalですので、かなりカロリーの高いお菓子だと言えます。

一般的な大きさのバウムクーヘン(直径約13cm、約250g)を4等分したとしても270kcalあります。

バウムクーヘンの成分は、ほとんどが糖質と脂質なので、美味しいからと言って食べ過ぎないよう注意しましょう。


まとめ

「バウムクーヘン」とはドイツ発祥の焼き菓子のことで、「油脂はバターしか使用しない」、「ベーキングパウダーを使用しない」等の一定の条件・定義を満たしたもの。

一方で「バームクーヘン」とは、材料や作り方、焼き方に何の規定もないお菓子のことで、日本人のほとんどがイメージするのがこちらです。

なお、日本で、本場の規定に達した「バウムクーヘン」を作っているのは、有名な「ユーハイム」や「BAUM u. BAUM」等になります。

引き菓子やお祝いでいただくことの多いお菓子ですので、これからは違いを知った上で、「バウムクーヘン」も「バームクーヘン」も楽しんで食べていきたいものですね。