能力者の街に生きる少年と少女の優しい物語「猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1」

今回は、私のおすすめの本を紹介します。


第3回目は、

「猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1」河野 裕 角川文庫

です。

概要

サクラダリセット

「サクラダリセット」は、アニメ化・実写映画化もされている為、見たこと・読んだことはないけれども、名前は聞いたことがあるという人も多いかもしれません。

まずは、簡単なあらすじをご紹介。

見聞きしたことを絶対に忘れない能力を持つ高校生・浅井ケイ。
世界を三日巻き戻す能力・リセットを持つ少女・春埼美空。
ふたりが力を合わせれば、過去をやり直し、現在を変えることができる。
しかし二年前にリセットが原因で、ひとりの少女が命を落としていた。
時間を巻き戻し、人々の悲しみを取り除くふたりの奉仕活動は、少女への贖罪なのか?
不可思議が日常となった能力者の街・咲良田に生きる少年と少女の優しい物語。
「BOOK」データベースより引用

「猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1」は、「サクラダリセット」シリーズの第1作目になります。


ストーリー

「サクラダリセット」の舞台となるのは、特殊な能力が存在する「咲良田」という街です。

咲良田の住人は、何かしらの能力を持っているという設定になります。

能力は、透明になったり、記憶を操作する等、その能力者本人の願いが形になったものです。

「能力は咲良田内でしか使えない」、「咲良田の外に出ると能力のことは忘れてしまう」という設定の為、ストーリーのほとんどは咲良田内で進んでいきます。

その咲良田に住む「記憶保持」という能力を持っている高校1年生の「浅井ケイ」が主人公。

「リセット」という3日前の世界を再現できる能力を持つ「春埼美空」と共に、咲良田で起こる能力に関する問題を解決していくという物語です。

ストーリー展開は能力バトルではなく、心理戦・頭脳戦といった感じで進んでいきます。

SF小説やファンタジー詳細というより、頭を使って解決していく「ミステリー」みたいな感じですね。

物語の終盤に、張っていた伏線をきれいに回収していくので、大きな驚きや感動を与えてくれる名作です。

本格ミステリーが好きな方にも、ぜひ読んでみてほしい作品です。


まとめ

「サクラダリセット」は、1巻1巻のストーリーが面白いのは勿論、物語全体を貫く本編の謎が徐々に進行していく構成が面白く、最終巻に近づくにつれて、前半に配置された伏線がこれでもかとキレイに回収されていきます。

よく練られたストーリーで、それぞれのキャラクターの過去もしっかり描かれている為、感情移入も非常にしやすいです。

ストーリーは計算されつくした緻密な内容で、伏線の回収も素晴らしく、文章も読みやすい為、オススメの作品です。

アニメ化・実写映画化もされた「サクラダリセット」。

一度ご覧になってはいかがでしょうか。


補足:シリーズ続編

前述の通り、「猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1」は「サクラダリセット」シリーズの第1弾なので、続編があります。
こちらも併せて紹介させていただきます。


魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2

思い出に浸って生きる男・佐々野は写真の中に入る能力を持っていたが、赤い目をした女の子によってその力を封じられていた。
ケイは彼が持つ写真に、かつて自身の失敗で死なせてしまった少女が写り込んでいるのを発見する。
少女との再会のために、佐々野の能力を取り戻そうとするケイ。
だが彼と春埼の前に「魔女」を名乗る女性が現れたとき、偶然に思えたすべてが意味を持ち始めるのだった。
緊迫の頭脳戦を描く、シリーズ第2弾。
「BOOK」データベースより引用


機械仕掛けの選択 サクラダリセット3

私たちの中にアンドロイドがいると仮定しましょう。
もっとも人間からかけ離れているのは、だれ?
二年前の初夏、中学校の屋上。未来視の能力を持つ同級生・相麻菫にケイと春埼は問いかけられた。
「未来のケイを眺めているのが好き」という彼女は、少年の未来に何を視たのか?
そして、謎めいた問いかけの真意とは?
ケイと咲良田の邂逅、失われた春埼の感情、二年前に死んだ少女…
すべての始まりを描く、シリーズ第3弾。
「BOOK」データベースより引用


さよならがまだ喉につかえていた サクラダリセット4

「私の中のなにかが、リセットを使いたくないと考えている」
相麻菫が死んで二週間。
中学二年の夏の残骸が香る季節。
浅井ケイと春埼美空は、能力で人助けをする奉仕クラブに入部するも、春埼は時間を巻き戻す能力・リセットが使えなくなっていた。
感情が能力を拒絶する理由を考える春埼は、ふいに理解する「私は、ケイに―」。
ケイと春埼が少女の死と自らの感情に向き合う表題作を含む、6つの青春の断片。
シリーズ第4弾!
「BOOK」データベースより引用


片手の楽園 サクラダリセット5

二年前に死んだ相麻董が、能力により再生した。
ケイは彼女が平穏な生活を送るため、咲良田の外に移り住むべきだと考える。
だが、能力が存在しない世界は、相麻にどんな影響を与えるだろう?
それを調べる実験をするため、ケイは九年間眠り続ける女性の「夢の世界」を訪れる。
しかし、現実が忠実に再現されているはずのその世界には、いくつかの相違点があり…
チルチル、ミチル、そして幸福の青い鳥を巡る、シリーズ第5弾。
「BOOK」データベースより引用


少年と少女と、 サクラダリセット6

学園祭当日、浅井ケイは春埼美空に想いを伝えた。
だがその裏側で、再生した相麻菫と管理局対策室室長・浦地正宗それぞれの計画が絡み合いながら進行していた。
翌日、ケイは相麻からの不可思議な指示を受け、その先々で能力の連続暴発事件に遭遇する。
それは40年前に咲良田に能力が出現した「始まりの一年」から続く、この街が抱える矛盾と、目の前に迫った“咲良田の再生”に繋がっていた。
最終章突入のシリーズ第6弾!
「BOOK」データベースより引用


少年と少女と正しさを巡る物語 サクラダリセット7

能力の存在を忘れ去るよう、記憶の改変が行われた咲良田。
そこにいたのは浅井ケイを知らない春埼美空と、自身の死を忘れた相麻菫だった。
だが相麻の計画により、ケイはもう一度「リセット」する術を手にしていた。
より正しい未来のために、ケイは、自分自身の理想を捨て去らないがゆえに能力を否定する、管理局員・浦地正宗との最後の「交渉」に臨む。
昨日を忘れない少年が明日を祈り続ける物語、シリーズ感動のフィナーレ!
「BOOK」データベースより引用


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