おすすめの青春ミステリ、「ハルチカ」シリーズの第1弾「退出ゲーム」を紹介。

今回は、私のおすすめの本を紹介します。


第2回目は、

「退出ゲーム」初野晴 角川文庫

です。

概要

退出ゲーム 退出ゲーム

以前紹介した「氷菓(古典部シリーズ)」同様、この作品もアニメ化・実写映画化がされています。

ちなみに、アニメは「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」、映画は「ハルチカ」というタイトルです。

アニメ・映画を見たことはないけれども、なんか名前は聞いたことがある、という人も多いのではないかと思います。

今回紹介する「退出ゲーム」は、上記アニメ・映画の原作小説にして、初野晴の代表作である「ハルチカ」シリーズの1作目になります。

以下、概要です。

「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」―穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。
上条ハルタ、チカの幼なじみのホルン奏者。
音楽教師・草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る2人に、難題がふりかかる。
化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決…。
2人の推理が冴える、青春ミステリの決定版、“ハルチカ”シリーズ第1弾。
「BOOK」データベースより引用


軽快なやりとりが面白く、謎も本格的な青春ミステリ

「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」(『退出ゲーム』から引用)

そんな印象的な語り口から、本作は始まります。

廃部寸前の弱小吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園といわれている「普門館」を目指す、高校生のチカとハルタ。

フルート奏者のチカ(穂村千夏)が主人公(語り手)。

チカの幼馴染で高校入学で9年ぶりに再会したハルタ(上条春太)が探偵役にしてホルン奏者です。

この2人が謎を紐解いていく青春ミステリ。

化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決などの難題を紐解いていきます。


ポップでコミカルな雰囲気を纏いながらも、骨組みはしっかりしており、出てくる謎も本格的です。

また、雑学に富んでいるハルタの語りにも興味をそそられます。

ミステリとしても十分楽しめますが、青春群像劇、恋愛物語などの面を持った物語でもあり、普門館を目指す吹奏楽部メンバーのやりとり・努力・成長も見逃せません。

また、ハルタ・チカと、顧問の草壁が織りなす不思議な三角関係も見どころのひとつです。

本作は、「結晶泥棒」・「クロスキューブ」・「退出ゲーム」・「エレファンツ・ブレス」の4つの物語の連作となっています。

その上、登場人物の会話が軽快でテンポが良く、面白い為、とても読みやすいです。

一方、謎解きの中で彼らが発する言葉には高校生ながら重みがあり、さらりと読めるのに、息をつかせぬラストは読者の心に重圧をかけてきます。

コミカルで面白く読みやすいけれども、謎も本格的な青春ミステリです。


まとめ

「退出ゲーム」は、謎も本格的で、キャラクター達のやり取りも面白く、とても読みやすいです。

学園ミステリでありながら、意外にも社会派要素を含んだ謎もあり、ハードテイストな印象な本作。

個人的に、「退出ゲーム」、「エレファンツ・ブレス」は特に素晴らしい名作だと思います。

「ハルチカ」シリーズはアニメ化・映画化もされている為、これまで小説に馴染みのなかった方や本が苦手という方も読みやすいと思います。

興味を持たれた方は、読んでみてはいかがでしょうか。


補足:シリーズ続編

前述の通り、「退出ゲーム」は「ハルチカ」シリーズの第1弾なので、続編があります。
こちらも併せて紹介させていただきます。


初恋ソムリエ

廃部寸前の弱小吹奏楽部を立て直し、普門館を目指す高校2年生の穂村チカと上条ハルタ。
吹奏楽経験者たちに起きた謎を解決し入部させることに成功していた2人だったが、音楽エリートの芹澤直子には断られ続けていた。
ある時、芹澤の伯母が高校にやって来た。
「初恋研究会」なる部に招待されたのだという。
やがて伯母の初恋に秘められた、40年前のある事件が浮かび上がり…(表題作より)。
『退出ゲーム』に続く“ハルチカ”シリーズ第2弾。
「BOOK」データベースより引用


空想オルガン

穂村チカは、憧れの草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る高校2年生。
同じく先生に憧れている、幼なじみの上条ハルタと、恋のさやあて(?)を繰り広げながらも、夏の大会はもう目前。
そんな中、どうも様子がおかしいハルタが、厄介な事件を持ち込んで…!?
色とりどりの日常の謎に、頭脳明晰&残念系美少年ハルタと、元気少女のチカが立ち向かう!
絶対に面白い青春ミステリ、“ハルチカ”シリーズ第3弾。
「BOOK」データベースより引用


千年ジュリエット

清水南高校、文化祭間近、晴れの舞台を前に、吹奏楽部の元気少女・穂村チカと、残念系美少年の上条ハルタも、練習に力が入る。
そんな中、チカとハルタの憧れのひと、草壁先生に女性の来客が。
奇抜な恰好だが音楽センスは抜群な彼女と、先生が共有する謎とは?(「エデンの谷」)ほか、文化祭で巻き起こる、笑って泣ける事件の数々。
頭脳派ハルタと行動派チカは謎を解けるのか?
青春ミステリの必読書、“ハルチカ”シリーズ第4弾!
「BOOK」データベースより引用


惑星カロン

喧噪の文化祭が終わり3年生が引退、残った1、2年生の新体制を迎えた清水南高校吹奏楽部。
上級生となった元気少女の穂村チカと残念美少年の上条ハルタに、またまた新たな難題が?
チカが試奏する“呪いのフルート”の正体、あやしい人物からメールで届く音楽暗号、
旧校舎で起きた密室の“鍵全開事件”、そして神秘の楽曲「惑星カロン」と人間消失の謎…。
笑い、せつなさ、謎もますます増量の青春ミステリ、第5弾!
「BOOK」データベースより引用


ひとり吹奏楽部

マレンと成島の夢は、穂村と上条の夢を叶えることだ―。
部を引退した片桐元部長から告げられ、来年のコンクールへの決意を新たにする芹澤直子。
ギクシャクした関係を続けるカイユと後藤朱里。
部の垣根を越えてある事件を解決するマレンと名越。
そして部のまとめ役の成島美代子…。
清水南高校吹奏楽部に運命的に集まった個性的なメンバー。
その知られざる青春と日常の謎を描く、大人気シリーズ書き下ろし番外篇!
「BOOK」データベースより引用


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