残りご飯で作る醤油せんべいのレシピです。
煎餅(せんべい)とは

煎餅(せんべい)とは、小麦粉・米粉など、穀物の粉を練り、薄く伸ばして焼き上げた米菓。
今回は、残ったご飯で作ります。
材料
2人前
ご飯 50g
ごま油 大さじ1
醤油 小さじ2
作り方
調理時間(およそ15分)
クッキングシートやサランラップ等に「ご飯 50g」を挟んで麺棒などで伸ばす。
伸びたら上のクッキングシート等から剥がして取り出す。
フライパンに「ごま油 大さじ1」を入れる。(中火)
フライパンに、2を入れ、カリカリになるまで、両面を焼く。
ある程度焼けたら、「醤油 小さじ2」を全体にかけて焼き、完成。
コツ
ご飯を伸ばす時、ラップの場合、剥がしにくいので、クッキングシートを推奨。
まとめ
残ったご飯で何か作れないかと思い、調理しました。
おやつにオススメです。
余談:煎餅(せんべい)について
長年、日本で親しまれている香ばしく焼き上げた煎餅(せんべい)は、子どもからご年配の方までファンが多いお菓子です。
みんなから愛されている煎餅ですが、実は歴史はとても古く、中国が発祥と言われています。
今回はそんな煎餅について、名前の由来、歴史などを解説します。
煎餅とは?
煎餅(せんべい)は、小麦粉・米粉など、穀物の粉を練り、薄く伸ばして焼き上げた米菓です。
現在、日本では、うるち米で作ったものを煎餅と呼んでいます。
なお、煎餅と似たようなお菓子で「おかき」・「あられ」がありますが、これらはもち米から作られており、煎餅とは原料が異なります。
煎餅はうるち米を粉にして水を加えて蒸し、それをつきあげた生地を丸く成形し、乾燥させてから焼き上げています。
煎餅はなぜ丸い?
ところで、なぜ煎餅は丸いのでしょうか?
その歴史は明治時代に遡ります。
日光街道の宿場町だった草加宿で「おせん」と呼ばれるおばあさんが茶店を出し、そこで団子を販売していました。
おせんさんが売れ残った団子を川に捨てていたのを見た侍が、「その団子を平らに焼いて売ってはどうか」と提案し、団子を潰すことで自然と丸い形となり、この丸い煎餅が誕生したと言われています。
煎餅の名前の由来
煎餅の名前の由来は、上記の草加宿のおせんさんが由来です。
「おせんさんが焼いた団子」から「せんべい」となったそうです。
煎餅の歴史
煎餅の歴史はとても古く、昔々中国の前漢(紀元前202年~後8年)の時代から、既にあったそうです。
中国宮廷の正式な食事、1月7日や3月3日といった、おめでたい祝日の食膳に加えられていました。
その後、飛鳥時代に中国から日本に煎餅が伝わったとされています。
当時は水で小麦粉を練ったものを油で煎ったもので、今のうるち米・もち米などで作られた煎餅とは違うものでした。
さらに、唐の長安に行った空海(平安初期のお坊さん)が亀の子型の「せんべい」を食べた所、その味を大変気に入り、作り方を習って日本に帰国したと言います。
その後、彼は京都にある和菓子屋に亀の子煎餅の作り方を教えたと言われています。
煎餅の発祥地
煎餅の発祥地については、埼玉県だと考えられています。
古くから草加市は稲作が盛んでしたし、日光街道の宿場町として、たくさんの旅行客が訪れていました。
また、江戸と近かったので、江戸食文化の影響を受けていたことも考えられます。
このことから、私たちが普段「煎餅」と呼んでいるもののルーツは「草加せんべい」から来ていると言うことができます。
煎餅のバリエーション
厚焼き煎餅
ふっくらとした厚みが特徴の噛みごたえがある煎餅。のり煎餅
焼き上げた煎餅にのりを巻いたひと品。
のりの甘みと磯の香りを楽しめる。ざらめ煎餅
ざらめ砂糖の甘みと醤油の風味が絡まった甘辛い煎餅。揚げ煎餅
成形した煎餅を油で揚げたもの。ぬれ煎餅
醤油味のタレを中までしっかり染み込ませた煎餅。
しっとりもちもちした食感。さとう煎餅
真っ白な砂糖を表面に塗った煎餅。
煎餅の塩気と砂糖の甘みが美味しい。
なぜ新潟には米菓会社多いのか?
スーパー等で買う「煎餅」の多くは製造元が新潟になっています。
新潟で作られた「煎餅」は美味しいとよく言われますし、実際、新潟には米菓会社が数多くあるのですが、なぜなのでしょう?
まず第一に「煎餅」の原料になる美味しいお米が沢山とれる土地柄だということが挙げられます。
豊富な水・風土がお米作りに適しているのですね。
このような理由から、新潟県は米菓産業の技術開発に力を入れてきました。
さらに経済面でのサポートも、米菓会社が増えるきっかけとなりました。
なお、新潟県での米菓の出荷額は全国の半数以上を占めています。