ガトーショコラのレシピです。
フライパンで作れます。
ガトーショコラとは

ガトーショコラとはフランス語で、直訳すると「焼いたチョコレート菓子」という意味で、本来は焼いて作ったチョコレート菓子全般を指します。
日本においては、チョコレートを生地に混ぜ込んで焼いたケーキがガトーショコラと呼ばれています。
材料
8人前
ホットケーキミックス 150g
卵 2個
バター 10g
砂糖 大さじ3
ヨーグルト 大さじ4
牛乳 50cc
板チョコ 100g
バター(フライパン用) 20g
作り方
調理時間(およそ1時間)
耐熱ボウルに、細かく割った「板チョコ 100g」と「バター 10g」を入れ、電子レンジで温めて溶かし、混ぜておきます。
1に「卵 2個」、「砂糖 大さじ3」、「ヨーグルト 大さじ4」、「牛乳 50cc」、「ホットケーキミックス 150g」を加えて混ぜる。
フライパンを弱火にかけ、「バター(フライパン用) 20g」を溶かします。
2で混ぜた生地を、フライパン中央辺りから流し入れる。
生地を入れ終えたら、蓋をして15分ほど蒸します。
全体的に膨らみ、気泡が出るので、軽く揺すり生地をフライパンから離す。
餃子を返すのと同じ要領でお皿に取り出し、完成です。
コツ
焦げやすいので、蒸し時間に注意して下さい。
まとめ
無性にガトーショコラが食べたくなったので調理しました。
材料を混ぜて生地を作り、フライパンで蒸すだけなので、簡単に作れます。
余談:ガトーショコラについて
ガトーショコラというのはフランス語で、直訳すると「焼いたチョコレート菓子」という意味であり、本来は「焼いて作ったチョコレート菓子全般」を指します。
正確には、ガトーショコラは略された言葉であり、元々はフランス語で「gâteau classique au chocolat」(ガトー・クラシック・オ・ショコラ)と言います。
「Gâteau」(ガトー)は、小麦粉・卵・砂糖・バターで作った生地をオーブンで焼き上げ、ナッツ・チョコレート等で装飾を施した「ケーキ」や「クッキー」の総称です。
「Classique」(クラシック)は、「一級品」という意味。
「Chocolat」(ショコラ)は、「チョコレート」を意味します。
つまり、「gâteau classique au chocolat」は「チョコレートケーキの一級品」という意味があり、世界では日本でいう「ガトーショコラ」に特定せず、チョコレートケーキ全般を指します。
日本では、チョコレートを生地に混ぜ込んで焼いたケーキが「ガトーショコラ」と呼ばれています。
焼いたチョコレート菓子の発祥は、1700年代のフランスまで遡り、日本においては1980年代に入ってから日本風のアレンジがされるようになり、現在日本で親しまれているガトーショコラになりました。
フランスのガトーショコラは日本のものと比較すると、火をしっかりと通さずにレアで濃厚なチョコレートの風味をしっかりと愉しめるお菓子として親しまれています。
日本では、一般的にチョコレート生地とメレンゲを混ぜて焼き上げる為、ふんわり・しっとりした食感と、濃厚でしっかりとした甘みのあるリッチな味わいが人気のチョコレート菓子です。
世界のガトー・クラシック・オ・ショコラの種類
上述の通り、「ガトー・クラシック・オ・ショコラ」とは、チョコレートケーキ全般を指しますが、その種類は沢山あります。
ブッシュ・ド・ノエル
ロールケーキを基本とし、木の切り株のように見立てたデコレーションをほどこした、クリスマスの定番チョコレートケーキ。ブラウニー
生地にクルミ・ナッツ・クリームチーズ等をふんだんに入れたケーキで、アメリカの定番チョコレート菓子。フォンダンショコラ
フォンダンショコラは、フランス語で「溶けるチョコレート」という意味。
中に生チョコを入れ、半熟で焼き上げているので、フォークで切ると、中からとろっと溶けたチョコレートが出てくる魔法の様なケーキ。
温めて食べるという、珍しいチョコレートケーキです。オペラ
生地にコーヒーテイストのシロップをしみ込ませ、その間にバタークリームやガナッシュ(チョコレ-トと生クリームを練り込んだもの)を挟み、さらに上部にもチョコレートをあしらったもので、コーヒー味の大人っぽさが魅力のケーキ。
名前はパリのオペラ座にちなんでつけられたと言われています。ザッハトルテ
チョコレート味のスポンジケーキと杏ジャムを層にし、チョコレートでコーティングされた艶やかなケーキ。デビルズフードケーキ
生地・クリームにブラックチョコレートを入れた真っ黒のケーキで、悪魔をイメージしたことからこの名前が付けられました。
ガトーショコラとブラウニーって何が違うの?
チョコレートケーキの定番である「ガトーショコラ」と「ブラウニー」ですが、何が違うのでしょうか。
ブラウニーもガトーショコラ同様、日本で人気のあるチョコレート菓子ですが、ブラウニーは、「茶色(=brown)」が語源のアメリカ発祥のチョコレートケーキです。
ガトーショコラは、上述の通り、フランス語が語源で、広くチョコレートケーキの意味になります。
ガトーショコラの場合、形状が様々あるのに対し、ブラウニーは平たく焼いて四角くカットしたものが殆どです。
それぞれ名前の由来に違いはありますが、作り方にも2つの違いがあります。
卵の使い方
ガトーショコラは、全卵をスポンジのように泡立てる、もしくは、卵白でメレンゲを作る為、濃厚ながらも、ふんわり・しっとりに仕上がるのが特徴です。
ブラウニーは全卵を生地に混ぜ込む為、ケーキとクッキーの中間くらいの食感になり、目が詰まってしっとり仕上がります。薄力粉の割合
レシピにもよるものの、ガトーショコラの方が薄力粉は少なめです。
ガトーショコラの方が「しっとり」、ブラウニーの方が「さっくり」とした焼きあがりになります。
また、ブラウニーはナッツ・チョコチップ等を混ぜた、食感に変化をつけるレシピが多いです。
ガトーショコラは、全卵をスポンジのように泡立てる、もしくは、卵黄と卵白を別々に使用するのに対し、ブラウニーの場合、全卵を使用し、全ての材料をシンプルに混ぜ合わせて作る為、ガトーショコラよりも手軽に作ることができます。
ガトーショコラがフォークで頂くケーキであるのに対し、ブラウニーは手でつまんで頂くことが多い、気軽なお菓子とも言えるでしょう。
ガトーショコラとザッハトルテの違い
「ザッハトルテ」は、発祥オーストリア発祥で、「チョコレートケーキの王様」とも呼ばれる程、上質で濃厚なカカオの風味・アプリコットジャムの酸味が美味しいお菓子です。
世界的に人気があり、日本でも洋菓子店や喫茶店などで、よく販売されています。
きめ細かく濃厚なチョコレート生地を焼いて、表面をココアパウダーやグラニュー糖、口どけの良いチョコレートでコーティングします。
ガトーショコラと同様、チョコレートを練り込んで焼き上げたスポンジ生地ですが、生地の配合が異なり、食感もかなり違いがあります。
焼き上げたチョコレート生地にアプリコットジャムをサンドして、ケーキの周りにもコーティングするように塗ります。
さらに、砂糖・水を煮詰めたシロップにチョコレートを加えて作ったコーティングを、まんべんなく掛けて仕上げます。
ただし、コーティング作業は難易度が高く、ガトーショコラと比較すると上級者向けの手の込んだケーキと言えます。
ガトーショコラに最適なチョコレートって?
カカオ分60〜70%のスイートチョコレートがオススメです。
シンプルだからこそ、チョコレートの味で差がつくのがガトーショコラですので、カカオ分60〜70%前後の風味がしっかりしたチョコレートを選びましょう。
ガトーショコラの日って何?
東京都新宿区新宿に店舗を構えるガトーショコラ専門店「ケンズカフェ東京」(1998年創業)の氏家健治シェフが制定しました。
日付は「ケンズカフェ東京」が初めてガトーショコラを販売した日にちなんでおり、ガトーショコラの魅力をより多くの人に知ってもらうことが目的です。
同店のガトーショコラは世界最高峰のチョコレートを贅沢に使った究極のガトーショコラと呼ばれています。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。