小麦粉で作る、ショートブレッドのレシピです。
ショートブレッドとは

「ショートブレッド(英: Shortbread)」は、スコットランドの伝統的な菓子。
「short」 は食感がサクサク、あるいはポロポロするという意味の形容詞で、「bread」 は所謂パンのことを言い、この2つの単語が合わさるとひとつの名詞となり、その場合には「バタークッキー」(油分のたくさん入った分厚いもの)を指します。
材料
4人前
小麦粉 150g
バター 100g
砂糖 60g
作り方
調理時間(およそ1時間)
室温に戻しておいた「バター 100g」を泡立て器で空気を含むように混ぜ、クリーム状にする。
1に「砂糖 60g」を入れ、全体が白っぽいクリーム状になるまで混ぜ合わる。
2に「小麦粉 150g」を加え、ゴムベラ等で混ぜる。
最後は手のひらを使って、生地がひとつにまとまって粉っぽさがなくなるまで、全体をまとめるように混ぜる。
打ち粉を軽くした台の上で、めん棒などを使い、厚さ約2cmのスクエア型に伸ばす。この状態で冷蔵庫で10分冷やす。
5を、好みの大きさに切り分け、竹串・つまようじ等で穴を開ける。
160℃に余熱しておいたオーブンで約20分焼き、完成。
コツ
作り方7
焼いている最中に焦げてきた場合、アルミホイルで表面を覆うと、色がつきすぎないで済みます。
まとめ
ショートブレッドが食べたくなり、調理しました。
材料も少なく、簡単に作れます。
お試しあれ。
余談:ショートブレッドを作る時のコツ
基本の作り方をマスターした所で、ショートブレッドを手作りする時のコツについて見ていきます。
コツをしっかり押さえれば、より美味しいショートブレッドを楽しめるようになるはず。
しっかりチェックしていきましょう。
焼き上がりは崩れやすい為、注意
ショートブレッドは水分を使わないで作る為、焼き上がりはとても柔らかく崩れやすくなっています。
少し触っただけでも崩れてしまう程の脆さなので、焼き立てではなく、冷めてから触れるようにしましょう。
高温で一気に焼き上げず、低温で焼くことで、焼き目のない白っぽい本場のショートブレッドに近い仕上がりになります。
バターは溶かさない
バターは溶かさずに、薄力粉と一緒に潰してポロポロの生地を作ることで仕上がりがさっくりします。
バターを液状にしてしまうと仕上がりが変わってしまう為、「液体には決してせず、固体のまま柔らかい状態に」。
バターを溶かさずに使うことで、さくさく感が増して、より美味しいショートブレッドができ上がります。
バターを代えればカロリーオフに
バターがたくさん入っていることで美味しさが上がるショートブレッドですが、「カロリーが気になる」という人は、バターの量を少し減らしてオリーブオイルを入れるアレンジもオススメです。
本来のショートブレッドよりもカリッと香ばしい仕上がりになり、いつもとは違った食感が楽しめますよ。
薄力粉とバターを混ぜる時、均一に混ざるように
薄力粉とバターを混ぜる時、ボウルの底にいつまでもバターと混ざらない粉が残りやすいです。
その為、ボウルにヘラかスプーンを入れておいて、底の粉を上からかけるようにすると、きれいに均一になります。
オーブンは、天板よりも網を使用したほうが良い
オーブンは、天板よりも「網」を使用したほうが、均一に熱が入りやすいので、目の細かい網があればそれを使いましょう。
ただし幅の広い格子状の網の場合、生地がゆがむ為、その場合は天板を使うほうがよいです。
生地を冷やしてから焼く
卵が入らないクッキー全般に言えることですが、生地が冷えていないと焼き上がりの形が広がりやすいものです。
ショートブレッドは後から切り分けると断面が綺麗ですが、混ぜ方によっては割れやすくなる為、スティック状に焼きたい場合、上記レシピの様に、切り分けてから焼くほうが個人的にはオススメです。
サクサク感を出すには
まとめて焼くよりも、個々に切り分けて焼いたり、焼き時間を伸ばして火を通すと、「ざくっ」とした食感が増します。
底面にしっかりと焼き色がついているのが理想ですね。