基本のハンバーグのレシピです。
ハンバーグとは

ハンバーグとは、主に挽肉とみじん切りにした野菜にパン粉を混ぜ、塩を加えて粘性を出し、卵を繋ぎとしてフライパン(場合によってはオーブンなどを併用)で加熱して固めたものです。
大抵は付け合せに温野菜やサラダが用いられ、様々なソース類で味付けがされています。
ナイフやフォークといった食器を使わなくても簡単に噛み切れるので、パンに挟んでハンバーガーにすることも。
材料
3人前
合びき肉 250g
玉ねぎ 1/2個
パン粉 大さじ5
牛乳 40ml
卵 1個
塩 小さじ1/3
胡椒 小さじ1/3
水 50ml
作り方
調理時間(およそ1時間)
「玉ねぎ 1/2個」をみじん切りにし、電子レンジで約5分加熱する。
「合びき肉 250g」に「塩 小さじ1/3」を加え、粘りがでるまでよく混ぜる。
2に、1と「パン粉 大さじ5」、「牛乳 40ml」、「卵 1個」、「胡椒 小さじ1/3」を入れて手早く混ぜる。
3を、2〜3個にわけ、叩きながら空気を抜き、楕円形にまとめる。その後、真ん中をくぼませる。
4を、フライパンで両面軽く焦げ目がつくまで焼き、「水 50ml」を加え、蓋をして蒸し焼きにする。
竹串などを刺して、肉汁が透明になっていれば、蓋を外し、水分を飛ばす。
ハンバーグを取り出し、完成。
コツ
作り方1の「玉ねぎ」はフライパンで炒めてもOK。
より本格的な味わいにしたい場合、「ナツメグ」を加えて下さい。
まとめ
夕食のおかずに調理しました。
お試しあれ。
余談:ハンバーグについて
ハンバーグの起源
ハンバーグの起源は、18世紀頃ドイツの港町ハンブルクで労働者に人気のあった「タルタルステーキ」だと言われています。
タルタルステーキとは、13世紀頃ヨーロッパまで攻め込んでいたモンゴロイド系の騎馬民族「タルタル人(tartars)」が食べていた生肉料理を原型としています。
タルタル人は、遠征の際に連れて行った馬を食料にもしましたが、この肉は大変硬く筋張っていた為、食べ易くする工夫がされました。
生肉を細かく切り、玉ネギ、コショウ等香辛料で味付けして食べていたのです。
ドイツに伝わったこの肉の料理法は、牛肉・豚肉の合挽き肉に香辛料や玉ネギ、つなぎのパン粉が入った私たちの知るハンバーグの形になっていきます。
ハンバーグが家庭料理になるまで
18~20世紀前半に多くのドイツ人がハンブル港から船出し、アメリカに移住しました。
そして、アメリカに渡った彼らが、よく食べているひき肉料理をアメリカ人は、「ハンブルク風ステーキ(ハンバーグステーキ)」と呼ぶようになったのです。
日本にハンバーグがいつ、どこから入ってきたという正式な記録はありません。
日本では仏教の影響で長く(飛鳥時代から徳川時代までのほとんどの時代)肉食が禁止されていた為、牛や馬の家畜が広く食用にまわされることはありませんでした。
明治の文明開化の時代、肉食が奨励され、洋食レストランには「ジャーマンステーキ」「ミンチボール」といったメニューにあったようです。
一般的な家庭料理となったのは、1950年中頃で、1960年代になりコーヒー、ラーメン等のインスタント食品が売り出され、1962年に工場規模で生産されたインスタントハンバーグが市場に流通します。
1970年にはチルドハンバーグが売り出され、今では、子どもを中心に広い世代に人気のメニューとなっています。
ハンバーグの日
8月9日は、「ハンバーグの日」です。
香川県三豊市に本社を置き、各種の冷凍食品の製造・販売を手がけ、全国の量販店・コンビニ・外食産業などに流通させている株式会社「味のちぬや」が制定しました。
なお、日付は「ハ(8)ンバーグ(9)」と読む語呂合わせから。
子どもから大人まで幅広く愛されているハンバーグを、夏休みの期間中でもあるこの日に、さらに食べてもらいたいとの願いが込められているそうな。